45年のヒストリー

私たちの歴史への短い旅にでかけませんか。

1970年代にドイツで盛んになった自然回帰運動と切り離せないロゴナの誕生。薬草療法士・ハイルプラクティカー*でもある創立者のハンス・ハンゼルとその仲間たちが、自然からの原料だけで高品質なコスメを作ろうと1978年にロリエングッズ社を立ち上げました。ロリエングッズは、ドイツのオーガニックショップで旋風を巻き起こし、現在では世界中で信頼できるオーガニックコスメとして評価を得ています。 

ハイルプラクティカー* :自然療法や代替療法での治療・開業が可能なドイツの国家資格。

 

 

 

1975年

ドイツで初めてのBio(オーガニック)ショップ「アルラウネ」の開店

ハンス・ハンゼルがドイツで最初のビオ(オーガニック)ショップ「アルラウネ」をハノーバーにオープン。エコロジカルで、自然からの製品だけを売るお店では、マクロビオティックをベースコンセプトに、穀物、スパイス、ハーブなどの食品のほか、イギリスとスペインから輸入したナチュラルコスメを売っていました。しかし「アルラウネ」で売られていたナチュラルコスメは、心から満足できる製品ではありませんでした。お肌と環境に優しく、危険な化学合成の成分を全く使用せず、しっかりとした効果を実感できるコスメを紹介したいと思ったとき、道はひとつしかありませんでした。

1978年–1981年

原料探しの年月

「いくらでも作る、いくらでも捨てる。」そんな社会風潮のなかで、最初は手探りの状態からの出発。「オーガニック認定」などという基準さえなかった時代で、まず、ロリエングッズのチームは原料探しから始めました。当時、化粧品の原料はその精製度や製造所の衛生状態などとも関係し、多くは原料段階ですでに防腐加工がされているものばかりでした。自分たちでもハーブを育て、また有機栽培でハーブを育てている農家を探しました。そしてそれらのハーブや花から有効に、そしてナチュラルにエキスや成分を抽出する方法を見つけ出しました。最初はキッチンがその抽出場、ガレージを改装して工場に。次第にそのコンセプトに賛同する研究者たちが集まり、自分たちの生活、経済活動のなかで、なにができるかを真剣に問い続けていた時期です。

 

1981年

最初のお引越しは、都会から自然の中の「水車小屋へ」

北ドイツにあるザルツヘンメンドルフ村。ロリエングッズのスタッフがどんどん増えていき、そこにある大きな「水車小屋」への引っ越し。自然に囲まれた環境の中で、製品たちが生み出され、多くの人々がその製品のファンになりました。

 

1984年

ロゴナの最初のイノベーション

オーガニック・ナチュラルコスメにとっては原料がもっとも大切です。ナチュラルな原料だけで化粧品を作る。挑戦は続きました。自然に逆らわないエキスの抽出方法、化学合成の防腐剤を使用せず品質を保つ方法、当時は存在しなかった様々な技術をロゴナは生み出しました。1980年代には、最初のアレルギー肌向けのシリーズやヘナの髪染めを発売。

(詳しい製品情報はこちら)

 

 

1985年

翌年にもイノベーション!フルパワーで前進です

化学染料を使用しない100%植物由来のヘナ髪染めは、現在でもドイツ国内でトップシェアを誇っています。1985年の発売以来、オルタナティブ・ノーベル賞*を2003年に受賞したエジプトのセケム農園の有機栽培のヘナを配合しています。(日本未発売)

オルタナティブ・ノーベル賞* :第二のノーベル賞と称されることもある名誉ある国際的な賞(正式名称:ライト・ライブリフッド賞)。人権や環境の問題に取り組んで来た個人ないし団体が(原則として毎年4人)受賞する。

1985年

ロリエングッズが「ロゴナ」になりました

1985年に、社名とブランド名が、現在のロゴナになりました。それまでのロリエングッズの最初の2文字をとり、ナチュラルコスメの2文字と合わせて、LOGONA、名前が変更になりました。

1988年

「ハーブの野原」への引っ越し

1988年、現在の工場のある“Kräuterwiese“(ドイツ語で「ハーブの野原」の意味)へ引っ越しました。もとは家具の工場だった建物。周りに畑が広がり、遠くには優しい山並みを眺める場所です。工場の前には、自分たちのキャレンデュラ(マリーゴールド)畑が広がっていました。1988年には世界で初めてのナチュラル日焼け止め、1989年にはナチュラル・メイクアップシリーズと、次々とイノベーティブな製品を生み出していきます。ドイツで最初に製品の全成分表示を始めたのもロゴナです。

1994年

ナチュラルシャンプー

1994年、ロゴナは世界で初めて植物由来の界面活性剤を使ったシャンプーを発売。ラウリル硫酸アンモニウムやラウレス硫酸ナトリウムのような石油由来の化学合成の成分は一切使用しない、当時として画期的な製品でした。ロゴナのヘアケアは、愛用者が多く、ドイツのオーガニック&ナチュラルコスメ市場で、現在でもトップシェアを誇ります。(2016年BioVista調査)(詳しい製品情報はこちら

1996-2001年

透明性が信頼を生み出します

1990年代の後半、ロゴナはナチュラルコスメの認証作りに積極的にかかわりました。 ドイツでは「ナチュラル」という言葉がどの市場でも聞かれるようになりましたが、「真のナチュラルとは何なのか」ということが消費者に正確に伝わらないようになってきた時期です。そのため、当時のロゴナの研究開発部門のトップ、ハインツユルゲン・ヴァイランドは、いくつかのナチュラルコスメメーカーとの話し合いを繰り返し、認証作りの作業部会の会長として「正しい情報を消費者の皆さんにお伝えするための認証」作りを始めました。世界ではじめての「正しい情報を消費者の皆さんにお伝えするための認証」であるBDIHコントロールド・ナチュラルコスメティクの2001年運営スタートまでには何年もの話し合いが必要でした。

2007年-2008年

ネイトゥルーとロゴナ30周年

2007年に、ロゴナはさらに厳しいオーガニックコスメの第三者認証である「ネイトゥルー認証」設立のための発起人として活躍し、2008年の創立30周年に向けロゴナも発展していきました。

TODAY

"We Love Nature"

1978年の創業以来、40年以上にわたってより良く成長してきたロゴナ。私たちは自然を愛し尊敬しています。 情熱から引き起こされるミラクルな力でロゴナは成長を続けてきましたが、そのことに誇りと喜びを感じています。 私達はこれからの10年、そしてその先を楽しみにしています。