ロゴナのオーナーであり、CEOでもあるウルリッヒ・グリースハーバー(左から3人目)とウーズラ・カルバン(左から2人目)、ベルリンにおける授賞式において

 

「グリーンブランド」は国際的な独立組織で、温暖化を含めた環境保護やサステナビリティなどのエコロジカルなアプローチを行う企業やサービス、製品を選び、毎年「グリーンブランド賞」を与えています。

「もしグリーンブランド受賞に輝きたければ、口先だけでグリーン(平和や環境、自然)を唱えてもダメです。本物のグリーンには近づくためには、自らに課した厳しい基準をしっかりと守らなければなりません。ロゴナは、過去も現在も、そして未来に対してもサステナビリティに深くかかわっていることが、今回評価されたのだと思います。」とグリースハーバーはこの受賞を大変誇りに思っています。

 

ドイツのニーダーザクセン州、ザルツヘンメンドルフにある中規模メーカーであるロゴナは、受賞後の2013年12月には輸入化粧品への動物実験を義務付けている中国からの撤退を表明すると同時に、動物実験への反対を中国やドイツ、EUの政府機関にも働きかけを始めています。「人々に対する敬意と尊厳、動物たちと自然環境に対するエシカルスタンダードは、私たちの会社にとって一番大切なことです。動物実験は私個人にとっても大切なテーマです。」とグリースハーバー。PETA (動物の倫理的扱いを求める人々の会/People for the Ethical Treatment of Animals=世界最大規模の動物愛護団体)との共同キャンペーンにおいても代替試験方法を推し進めてゆきます。

 

 

 

「グリーンブランド」について

 グリーンブランドにとって最も大切なことは、エコロジカルでサステナブルな生き方(行き方)を推し進め、透明性の高いメーカーであり続けること。このグリーンブランド賞は、そのような企業の存在を社会に知ってもらい、そして私たちの「グリーンな未来」を共に造ってゆくために設立されました。消費者にオリエンテーションを与える一方で、そのような企業が増えてゆくよう、モデルとしての企業を選びます。

 

「グリーンブランド」を選ぶにあたっては3つのレベルで検討が行われます。

独立した組織が国際的なレベルで、様々な団体(市場調査、NGO、組合や連合、メディアなど)とともに、環境保護と気候変動防止、そしてサステナビリティのフィールドにおいてノミネート(推薦)の検討が行われます。「グリーンブランド」として相応しいブランド候補が選ばれ、審査と審査員による決定が行われた後、それらのブランドや企業の様々な情報の確認作業があります。

そして、更にグリーンブランドのインデックス(指針)が、SERI(ウィーンにある国際的なサステナビリティのための科学研究所)によって確かめられ、最終的には10名の審査員(環境省やサステナビリティのエキスパートを含む)によって「グリーンブランド」が選ばれます。